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もんじゅ廃炉とエネルギー研究開発拠点化計画の崩壊

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Date:2019-06-30(Sun)

黄色いバラの花言葉は薄れゆく愛とよくない。送るときは注意と教わった。ところで、先週、久しぶりに敦賀で原子力関係者と懇談した。敦賀市の歩んできたことにひとつの節目を感じたからだ。

ここ20年、福井県、敦賀市では、地域と原子力の自立的な連携を目指して、平成17年3月に「エネルギー研究拠点化計画」を策定しきた。この計画は、高速増殖炉「もんじゅ」をはじめ様々な原子炉が集積する福井県の特徴を活かし、原子力発電所を単なる発電の「工場」にとどめることなく、原子力を中心としたエネルギーの総合的な研究開発拠点地域とするためのもの。

「安全・安心の確保」、「研究開発機能の強化」、「人材育成・交流」、「産業の創出・育成」の4つの柱に、国をはじめ、市町、電力事業者、大学、産業界などと一体となって具体的な施策を展開するはずであった。

その中核とも言うべき、もんじゅ廃炉後、若狭湾エネルギー研究センターや福井大学附属国際原子力研究所など、エネルギー研究開発拠点化は、ひとつの節目を迎えた。

若狭湾エネルギー研究センターはできて20年、当初は加速器を活用した陽子線がん治療めざましい成果をあげたが、その後は大きな成果もなく加速器の老朽化が進み、次のあり方が問われてきた。国は理化学研究所との連携も模索していたが、明確な改革が進まないまま今日となり、ここでもんじゅ廃炉でどう変わるか注目していたが、福井県の若狭エネ研の今回の人事を見る限り、もはや迷走状態となったといえよう。

また、敦賀市白木に建設が予定されている試験研究炉はもんじゅ施設横の敷地は考えられるが、小規模なものにならざるを得ない。いずれにしても、その方向性が見えないことだ。

最も懸念するのは国の高速炉研究や核燃料サイクル研究が頓挫し、敦賀市のもんじゅ廃炉後、国、県、市それぞれが明確な方向性を打ち出せないまま、迷走状態が続いてのじり貧となりかねない。

ここまで書き進めたのも、福井県、敦賀市の政治力ともおおいに関係し、これが将来にわたって、ひとつの節目とも感じたからだ。


2019.06.30 | | 日記



梅雨空と紫陽花

2019062809061735c.jpg我が家の紫陽花、まさに七変化
Date:2019-06-29(Sat)

紫陽花は強い。ほったからしでもピーンとして花を咲かす。今年は近畿地方の梅雨入りが遅れたが、大津も田んぼの水量が少ないように見えたが、今回の台風で帳尻が合うのでは。

最近の梅雨も大雨もありうる。アジサイが引き立つ程度の穏やかな梅雨であってほしい。
青や紫、ピンク、赤、白など色とりどり、形も装飾花、がくを付けた花や丸い手まり咲きなどさまざまだ。

アジサイは日本が原産地だが、欧州に渡ったものが品種改良されてセイヨウアジサイとして逆輸入された。新しい品種が次々に生まれ、今ではその数は2千~3千にもなるという。

ここ数日の本降りになった。桜の花見となればがっかりするところだが、アジサイには雨が似合う。風情を楽しんだ。

人の手が加わった華やかな花に対して、山中に自生するアジサイには素朴な味わいがある。渓流のそばに咲くサワアジサイは、装飾花が少なめでつつましい。滋賀県と福井県の国道161号線の途中、出合ったコアジサイの群落ははっとする美しさで、思わず車を止めて見入った。他のアジサイと違い装飾花がなく、小さな普通花が密生してふわふわした玉のように見える。

2019.06.28 | | 日記



人口増加の大津市

20190627134818fd1.jpg琵琶湖大橋と朝日

Date:2019-06-28(Fri)

人口減少が進む福井県と敦賀市と違って、大津市はいまでも人口が増えている。滋賀県も四、五年前まで近畿で滋賀県だけが人口が増加いていた時期がある。

大津駅は新幹線も特急も止まらない。ただ、京都駅へも東海道本線の新快速で約9分と非常に便利なエリアで、琵琶湖湖岸に迫るようにマンションが建ち並び大阪や京都へ通勤する人も多い。

京都市内は景観保護のためにマンションの高さが制限されるなど、住宅の供給数自体が限られて価格も高額となりがち。そのため京都に通勤する子育て世帯でも、価格的にもお手ごろ感のある大津市やその周辺エリアでマイホームを購入するケースが多いそうだ。確かにそれは人口増加の一因といえそう。

しかし、人口が増えているのは大津市だけではない。そこに浮かびあがるのが「ドーナツ化」というキーワード。どうやら、大津市を中心にJR東海道本線に沿い、琵琶湖に波紋が広がるように都市の拡大や人口の増加が進んでいる。

まず、県南部の発展と人口増加を理解するための象徴的な街「南草津駅」(京都駅まで約20分、新大阪駅まで1時間強)。南草津駅周辺は田畑の広がる土地であったが、区画整理事業によって街づくりが進められ1994年には新駅が開業、その後立命館大学のキャンパスや大手メーカーの工場などが続々と周辺に進出した新しい街だ。


駅近辺には大型ショッピングセンターや駅直結のテナントビルなどが連なり、駅に隣接するように高層マンションが林立している。

少し周辺を歩けば一戸建ての住宅地も広がっている。さらに2011年3月からは新快速が停車することとなり、大阪などへの利便性も一気に高まった。新駅の設置と計画的な街づくりによって、若い世代が数多く移り住んできたということがよく分かる。

人口増加の第一要因は、ベッドタウンということか。



2019.06.28 | | 日記



いちご白書をもう一度

20190627031422f4b.jpg我が家の紫陽花
Date:2019-06-26(Thr)

1975年のバンバンの「『いちご白書』をもう一度」は、映画公開当時の松任谷自身の思い出を元にしての曲。曲はオリコンチャート1位を記録し、ミリオン・ヒットとなった。
「就職が決まって髪を切ってきた時」というフレーズが当時、大学4年で就職就職のときでもあり、いまだに印象に残る、どこか感傷的になる。

この「いちご白書」も神戸の映画館で観た。1960年代の米国で大学生が繰り広げた学園闘争の物語。日本の若者の間で共感を呼んだ。
かつて日本でも60~70年代、学生が反戦や反体制を叫んで行動を起こした。挫折や混乱も伴ったが、彼らのエネルギーが社会を揺さぶった。そんな時代も幻かとも思う。

2019年版「子供・若者白書」。そこで報告された数字の低さが気になった。「政治に関心がある」12%、「社会問題の解決に関わりたい」10%、「海外に留学したい」5%、

内閣府が13~29歳を対象に行った意識調査の結果だ。欧米や韓国など海外6カ国でも同時に実施して比較したところ、これらの数字はいずれも日本が最低だった。参議院選挙もどこか焦点不足で盛り上がりにかける。

国家が安定し、不満がないのか。日本の若者は「自国の社会」「今の職場」への満足度も他国に比べて低かった。抗議しても世の中は変わらない…という冷めた意識があるのか。

香港では、若者が大規模デモなどを続け、政治権力の強化につながる条例改正を阻んだ。

少しまぶしく見えた。「いちご白書」が公開された頃、日本ではこの歌がはやった。「青年は荒野をめざす」。五木寛之さんの同名小説がモチーフだった。



2019.06.27 | | 日記



高齢者の転倒

20190625104700acf.jpg我が家のアナベル(紫陽花)

Date:2019-06-26(Wed)

紫陽花は色が変わることから浮気、移り気と花言葉はよくないがアナベルは白で色が変わらないため「ひたむきな愛」とか。

ところで、昨日は原子力平和利用協議会の敦賀支部における視察、総会、懇親会に参加した。原子力安全という大テーマで、福島の事故の後遺症はあまりにも大きい。

介護施設で働いていると高齢者の転倒は、寝たきりにもつながり、一番、気を付ける。つまずいたり滑ったりしないよう、通路に余計な物が置かれていないか、水がこぼれていないかに注意する。

段差をなくすのは当然だが、気配りが事故を防ぐ。それは高齢者のみならず、全ての人が安全に働ける職場づくりになることも多い。

雪下ろしで、冬、自分は大丈夫と思い、屋根に上がる。ところが高齢者は、バランス感覚を衰えさせている。足場が安定していないとふらつきやすくなるだけでなく、転倒してしまった時に身を守る体勢を取りにくくなるとか。

調べると、全国の事業所で60歳以上の労働災害が目立つ。昨今の人手不足も影響しているのだろう。人口減などに伴い、再雇用される人は増加。経験豊富なベテラン労働者の存在感は増している。

希望すれば70歳まで働ける法整備が検討されている。働き手を増やし、社会保障の安定につなげるのが政府の狙いだが、元気な高齢者にとっては働きたい望みがかなうことにもなる。ただ、何事も安全第一、高齢者の運動機能は確実に衰え、自戒を込めて。

2019.06.26 | | 日記



気がつくと防犯カメラがそこたらじゅうにある。

20190625064102279.jpg我が家の紫陽花
Date:2019-06-25(Tue)

どこか、おかしい日本。昨夜も、名古屋市北区の路上で、男性2人が刺され1人が死亡した。犯人は、防犯カメラでとらえているのは。

大阪での事件もどこか、世相を写しているのか。ただ、鮮明に防犯カメラに写っている。いつの間にか、そこたらじゅうに、防犯カメラがある。

先週も、実刑が確定し、収容されようとして逃走した神奈川県の男が、4日たってようやく逮捕された。

コンビニの防犯カメラに、服を着替え、散髪した姿が写っていた。一方で駅の防犯カメラには写っていなかったことから、知人の家などを転々としているとみられていた。

大阪府吹田市の拳銃強奪や山形県の女性医師殺害事件でもそうだったが、防犯カメラの活用は犯人割り出しの有力な手段になっている。

コンビニ、店舗や事務所の内外、繁華街の公道…。日本中にいったいどれだけのカメラがあるのだろう。

設置の進んだ東京23区の繁華街では、カメラの死角がほぼなくなっているという。事件があると警察は、カメラの映像をリレーのようにたどり、目指す人物の足取りを追跡する。今やカメラのチェックは、初動捜査に不可欠の基本になったようだ。

もっともテクノロジーはとうに進み、カメラは顔認証技術と結び付いてる。イギリスでは、野外のロックフェスティバルやサッカーの会場で、警察が防犯対策として顔認証システムを使用。

中国では既に2億台のカメラ網が配置され、さらに増設されるという。そうなるとまさに国家によるハイテク監視の怖さがある。

犯罪防止には防犯カメラが必要だが、個人情報保護とプライバシーの観点で歯止めも必要に思う。

2019.06.25 | | 日記



ハンセン氏病患者への偏見と差別

20190623223253623.jpg我が家の寄せ植え
Date:2019-06-24(Mon)

高齢者になると、いろんなところに障害が出る。介護施設にいると、高齢者のさまざまな衰えが目の当たりにする。それが現実だ。どう受け止めるか、本人も含め家族も大事なこ
それでも、どこかに差別的な心がある。

ところで、瀬戸内海に浮かぶ大島(高松市)。元ハンセン病患者の松本(園名国立ハンセン病療養所「大島青松園(せいしょうえん)」があった。「母からあそこに行ったらダメよ」は、子供心に植え付けられた心持ちは変えるのが難しい。

昔読んだ小説「砂の器」は、松本清張がハンセン病を背景にした名作として知られる。なかでもハンセン病を患う父とその息子が放浪するシーンが印象的だ。差別や偏見に苦しんだ息子は新たな戸籍を手に入れて大人になり、その過去を消そうと殺人を犯す。

また、近現代のハンセン病患者の居住地跡や埋葬されたとみられる人骨が岡山の縄文遺跡にあった。約40年前の岡山大の発掘調査で偶然発見されたと、5月の日本考古学協会総会で発表した。

地元住民への聞き取りによると、大正から昭和初期にかけて患者数人が岩陰の簡素な生活空間で共同生活していた。1931年にハンセン病患者の強制隔離が法制化されたが、その本格的な強制隔離政策前にも人目から逃れるように、人里離れた場所でひっそりと暮らしていた。 

国の誤った政策で、周囲からのいじめや就職、結婚などで進められた、いまだに大きなキズのような感覚だ。

2019.06.24 | | 日記



人工透析と災害、意外に盲点だ。

20190623013212cbc.jpg我が家の紫陽
Date:2019-06-23(Sun)

京都は暑い。外国人観光客は相変わらず多い。障害者の京都観光もボランティアも含め充実している。一方、感心したのは医療のバックアップ体制だ。

地震列島は、先日も山形、新潟で強い地震に見舞われた。災害のたびに指摘される問題の一つが「透析難民」の存在だ。市立敦賀病院の人工透析は、笙の川の洪水氾濫での医療体制、課題は電気と水の確保だ。

血液をきれいにする働きが損なわれた腎臓病の患者は人工透析が欠かせない。

大量の水や電気を使う人工透析は停電や断水に弱い。2011年の東日本大震災では患者約1万人を福井など42都道府県が受け入れている。

一方、新聞記事で読むと新型の血液浄化装置を開発された。血液をろ過する部分を従来の8分の1まで小型化し、重量も内蔵電池込みで3~4キロに抑えた。被災地への持ち込みが可能だ。

慢性患者のほか、災害時には脱水や出血で急に腎機能が落ちる急性腎不全患者の発生もあり得る。現場で対応することができれば病院で人工透析を受けるまでの時間を稼げるだろう。臨床試験を経て23年までの実用化を目指すという。

災害時の新たな救急医療として期待したい。透析患者は全国で30万人を超えている。高齢化でまだまだ増えるとか。

災害時の医療確保も備えあれば憂いなしだ。

2019.06.23 | | 日記



管理栄養士って、重要です。ガッテン!

20190622022523607.jpgある昼食
Date:2019-06-22(Sat)

6月になり生活のリズムができはじめた。土日は京都で仕事と学び、平日はあれこれ。介護施設ではいろんなことが学べる。やはり重要なのが食事だ。食事は高齢者でもっとも重要な分野だ。そこで活躍するのが栄養士だ。管理栄養士は介護、医療の分野ではいまや欠かせない存在。

介護にだけでなく医療の分野では、チーム医療が現在の医療の基本をなしており、メディカルスタッフ(医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など)としてそれぞれの役割を果たしている。

その中でも栄養サポートチームは管理栄養士が中心になって、入院、外来、在宅の医療で患者の栄養管理をチームで行う多職種連携体制である。最近この方式による栄養管理により、在院日数の短縮や在宅医療の充実が明らかになりつつある。

突然ですが、クイズです。「なぜパンダはササだけで筋骨隆々の身体になり、コアラもユーカリしか食べなくてもかわいい体つきになれるのか」。

答えは、「体の中にそれらの動物が持っている特殊な酵素により、筋肉やビタミンに変換できるようになっているからである。

しかし、人間にはない。人間は古来、雑食。多種多様な食事が必要になり、栄養・食事の重要性がある。

かつて、日本人は食糧不足や主食偏重の食生活のために、各種の栄養失調に悩まされていた歴史がある。しかし、その後の経済状態や食糧事情の好転、さらに栄養教育の普及により栄養状態は大きく改善した。

近年、肥満、脂質異常症、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病が増大してきた。その理由として過剰栄養や食品選択の偏り、さらに不規則な食生活が挙げられている。

介護施設に戻すと、高齢者の栄養はフレイル(高齢者の身体機能や認知機能が低下して虚弱となった状態)と関連し、また、栄養士いわく、小児の食育はその後の人生に大きな影響を与える。つまり、少子高齢化に立ち向かうには保健・医療・介護の分野において、栄養や食事を重要だ、自戒を込めてガッテン! 


2019.06.22 | | 日記



縄文のDNA鑑定からゲノム検査まで

Date:2019-06-21(Fri)

この時期、目に見えて変わるのがアジサイ。一般に土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になる。我が家の土壌は酸性だ。20190621031727245.jpg
ところで、地震で過去の歴史は重要だと認識が深まっている。一方、日本の古い歴史は縄文から弥生時代に続く中で、縄文時代の人口分布は西低東高のだったとか。いろんな知見が明らかになっている。

また、縄文人のDNAのうち、現代の日本人が受け継ぐのは約10%だという。国立科学博物館のチームが先月発表した。北海道の遺跡で出土した縄文人の歯から遺伝情報の全ゲノムを解読したそうだ。

朝鮮半島から渡来し、縄文人と混血した弥生人の影響も少なくない。縄文時代の終わりに人口が急に減ったことが、現代の日本人のDNA解析で分かったという記事もきのうの本紙にあった。狩猟生活を送る中、寒冷化で食べ物が減ったためで、弥生時代に稲作が伝わると、人口は回復したとみられる。

日本人の来し方を知る手掛かりである。

一方、患者のがん細胞の遺伝子変異を調べて、最適な薬を選ぶ「がんゲノム医療」の遺伝子検査システムに公的医療保険が適用になった。公的医療保険では、一連の検査に56万円の価格がついた。平均的な収入の70歳未満の人では、8万円程度の自己負担で済む。全国200弱の医療機関で広く検査を受けられるようになる。
一筋の光明である。だが、過大な期待を抱くべきではない。治療に限界があることを踏まえておく必要がある。

古代研究もゲノム検査もまさに日進月歩。振り回される必要もないが楽しみな分野だ。

2019.06.21 | | 日記



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プロフィール

furaibo

Name : furaibo
【経歴】
1952年 四国高松市生まれ
1976年 神戸商船大学卒
1976年 日本原子力発電勤務
1999年 敦賀市議会議員5期20年
2019年 フリー
【家族】
妻、息子2人、孫3人

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