FC2ブログ

恍惚のブルース

Date:2019-09-18(Wed)

老人ホームの朝は早い。気ままに人生観を楽しむ高齢者も多い。昔になる。有吉佐和子さんのベストセラー「恍惚(こうこつ)の人」が発表されたのは1972(昭和47)年。映画化もされ、認知症となった主人公の84歳の茂造を森繁久弥さんが演じた。迫真の演技は評判を呼んだが、当時、森繁さんは還暦目前。

昨年の日本人の平均寿命は男81、25歳、女87、32歳。72年からはともに10歳以上延びた。高齢化率も一桁から28%とうなぎ登り。

「老い」はいろんな生き方を教えてくれる。きれいごとばかりではない。恍惚の茂造は徘徊を繰り返したり、自分の排せつ物を畳になすりつけたり。家族は追い込まれていくものの、老いの悲惨な部分も直視し、丸ごと受け止めて世話を続ける。どこにでもある風景だ。私も両親で経験した。

老いを敬う、とはどういうことか。半世紀近く前の小説が教えてくれる。これに体験というか経験が加わると余裕ができる。

読み返すと『恍惚のブルース』と言える箇所もある。とにかく老いを楽しむ、受け入れる、そんな超高齢社会が訪れている。20190917071102954.png

2019.09.18 | | 日記



«  | ホーム |  »

プロフィール

furaibo

Name : furaibo
【経歴】
1952年 四国高松市生まれ
1976年 神戸商船大学卒
1976年 日本原子力発電勤務
1999年 敦賀市議会議員5期20年
2019年 フリー
【家族】
妻、息子2人、孫3人

カテゴリ

フリーエリア

検索フォーム

QRコード

QR

カウンター