51回目の水戸との交歓研修と、子供を取り巻く環境
敦賀湾に浮かぶ海洋少年団のカッター
Date:2019-05-31(Fri)
昨日は敦賀市で姉妹都市親善友好少年交歓研修の本年度の説明会に出席した。出席する理由は敦賀海洋少年団として交歓研修団の副団長をつとめるためだ。
この水戸との交歓研修は今年で51回目。半世紀を超えての企画運営だ。連面と続く、まさに驚異でもある。関係者のこれまでの継続に対する努力に敬意を表したい。
ところで、連日のトップニュース。詳細な事情が明らかになってきた。胸がつぶれる事件、川崎市でスクールバスを待つ小学生らが無差別に切りつけられ、犠牲になった。最近は不審者による登下校中を狙う声掛け事案なども多いとか。子どもの安全を脅かす事件事故が後を絶たない状況だ。
避けようもない突然の悲劇が続くが、嘆くばかりでは守れない。大津市で事故現場に早速、防護柵が設置された。すばやい措置と評価したいが、子供の取り巻く環境に何かが変わってしまったのか。
私の子供の頃、高松市内でも家の鍵はしなかった。集団登校もなければ見守り隊もなかった。当然、私は家に誰もいなくても、学校から帰るなりランドセルを置いて鍵を持たずに外出した記憶しかない。
現在は、不審者情報があとをたたない。かつてはご近所の見守る目もたくさんあっただろうが、交流も薄れている。うっかり話し掛け、けげんな顔をされたり不審者扱いされかねない世の中にもなった
衛星利用測位システム(GPS)を使い、子どもの居場所を探せる。小学低学年にスマホや携帯を与える家庭が約4割という調査もある。一方でトラブルの元にもなりかねず心配は尽きない
そして、どこの公園でも子供が遊ぶ姿を目にしたことがない。保育園や児童クラブもほぼ整備された。ただ、行政だけに任せるにも限界がある。そこで見守り隊となるが、これも限界がある。
2019.05.31 | | 日記